こどもの娯楽

この秋の行楽について妻と話していて、『ディズニーシーとかはどうかな?』と提案したところ
「えぇっ。ディズニーシーみたいなカップルの行くところにギャンギャン泣いちゃうような子連れでいっちゃって大丈夫なの??」みたいな反応が。

・・・おいおい。ディズニーシーみたいな遊園地に子連れで行って、
「こんなところに子連れで来るなんて非常識!モンスターペアレンツ!!!」みたいな反応が返ってきたら、それこそ世も末ですよ?
でもなんか気持ちはわかる。遊園地って本来は子供の娯楽だけど、デートスポット情報とかしつこく見てるうちに、知らず知らずに「オトナのカップルで行くもの」みたいに刷り込まれているカンジがある。
そして、遊園地以外でも、ほんらいは子供のものなのに、気づいたら『大人のもの』みたいに思っちゃってるものって結構ある。


たとえば、マンガ・アニメだってそう。プリキュアとかワンピースみたいな子供向けアニメをみて「可愛くない!」とか感情的に感想を言っている大人って、本来はちょっと変。

ゲームだってもともとは子供の娯楽なので、「最近は長時間かかる濃厚なゲームってできないんだよね。もっとライトにオトナが遊べるゲームがあるといいんだけど」みたいな評論も、もともとはちょっと変。

金にあかせてフィギュア全コンプリートとかしちゃってショーケースに飾るおもちゃコレクターとかも、本来はちょっとおかしな人たちだ。(トイストーリーとかにも出てきたね)

アイドル歌謡だって、本当は10代の中高生とかがキャーキャー言うためのものだから、「最近のアイドルはいまいち。XXXとかホントに人気あんの?絶対電通の陰謀。俺の周りでイイって言う人見たこと無い」とか言ってるおっさんは、ちょっとズレてるんだとおもう。


おとなが見るに耐える上質のコンテンツがあったり、いわゆる「おおきなおともだち」向けのゲームやアニメやアイドルがあったりするのはよーくわかるし、おれも大好きなんだけどさ。
でも、子供向けなはずのヒーローショーに行ってみたら、最前列が全員カメラ小僧のおっさんで、「子供じゃま!!ガキをうるさくさせるな!」って叫んでるような状況になるのは、ちょっと恐いな。
ディズニーランドで怒られないように気をつけます。