さんまのわた

秋さんまを食べながら、ちょっと前の『ちびまる子ちゃん』の事を思い出していた。その回のまる子は、『オトナの条件についてちびまる子が悩む』という話で、その中でひろし(父)が
『俺ぁサンマのワタをウマイッて思って食えるようになった時かなぁ〜』と言っていて、そういや俺もいつの間にか食えるようになったな、なんてぼんやり思ってたんですが。
でもやっぱし、大人の条件つっても難しいよね。かなり前にも書いたけど、なかなか『大人になった自覚』って持ちにくいし。
酒・タバコは今どき流行ってないし(吸ってるけど)、
セックスだってMen's Egg見たら平均初体験年齢14.5歳とか書いてあるし(ホントか?)そんな大人だけの娯楽ってわけでもない。
結婚をする覚悟は大人の男と女じゃないとできない事ではある気がするけど、結婚して早々にセックスレス&浮気に走ったり愚痴を言う様は、正直大人の覚悟があったのかって感じたり。
『自分の給料で生活できるようになったら』ってのは確かにあるけど、その給料で食玩オトナ買いするのは大人の行為なのか?
ひょっとしたら、あまりにも自由なこの国で『わかってくれない大人たち』なんて感じの歌を聴いたり、『子供の心を忘れないアナタが好き』なんて小説を読んで育ってきちゃった僕らは、大人に対してそんないいイメージを持っていないのかも。『あえてわざわざ大人にならなくてもいいんじゃん?めんどくさい事増えるし』それがいい事なのか悪い事なのかは、もっと時代が過ぎて行かないとわからない事だけど。
劇画オバQのラストシーンで『そうか、正ちゃんに子供ができるのか・・・って事は、正ちゃんももう子供じゃないんだな・・・』と、オバQ飛び去って行くシーン。子供ができ、次代へ託す責任ができたとき、大人になった実感は持てるのかな?子供を持った事がないのでわからないけどさ。まぁどちらにしろ少子化社会はもうちょっと続きそうですね。