ヤンキー映画と狛江

ここ1、2年、クローズとかROOKIESとか、ツッパリ風味な映画が色々上映されている。男臭い不良映画、ってわりにむしろ男ウケ悪そうな、どっちかというと女子受けなタレントとか出てて、一体誰が見てるんだろう、って思ってたんだけど意外と観客動員もよかったりするみたいね。やっぱり日本人はヤンキー大好きなんだなー。

ところでふと知ったんだけど、品川ヒロシって狛江三中(俺と同じ学校)出身なのね。年齢的には俺のたぶんひとつ上。「ドロップ」とかヤンキー小説/映画を作ったりしてて、「なんでお笑いの人がヤンキー映画を?」とかずっと思ってましたが、なんか色々つながった気がする。

その当時の狛江三中は、いわば「東京の僻地」。
ルーズソックスこそまだ流行ってなかったけど都会ではそろそろ女子のスカートも短くなってきていた時代。
なのになぜか狛江三中女子のスカートは全員ロング。
男子はボンタンを穿いてないとむしろいじめられるのでよほどのマジメ男子以外は穿かざるを得ない感じ(俺もしょうがないので穿いてました)。
女子のバイブルはホットロードで男子はビーバップ。
ヤンキーなんてもうすでに世間では流行ってなかったのにね。盗んだバイクで走り出せ!校舎の窓ガラスを割りに行け!今夜は寂しさ持ち寄ってきしむベットの上でパーティーだ!

そんなわけで、「ドロップ」の舞台も狛江だそうだ。田丸とかいう、どう考えても実在する先生の名前も出てきてるみたい(大丈夫なのか?)。全っ然興味なかったけど、結構読んでみたいかも・・・。
でもなー。現実では、ヤンキーたちは全然イケてなかったし、成宮くんみたいな同級生なんていなかったよ。しょせん中学生だしな。