マゾ

小学〜中学生の時、ボーイスカウトに入っていました。今思い返すと、色々な所にキャンプに行ったりボランティアとかやってそれなりに楽しかったんだけど、俺の入ってた所は比較的規律の厳しい所だったのか、真冬でも半ズボン着用が義務付けられてたり、キャンプ道具も一昔前の重〜い三角テントだったり、生きたニワトリを捌く儀式があったりして、辛くなっちゃったんだよね。まぁでも4,5年は入ってたのかな。そんな中でのちょっとした思い出。
よく市民センターで部屋を借りて会合を開いたりとかしてたんだけど、その日は部屋が取れなくてロビーでひもの結び方の練習をみんなでしてたのね。そしたらものすごい剣幕でセンター職員に
『ここでそんな事するな!』
って追い出されちゃったんです。それまで全然そんな事無かったので、かなり驚く。
後日
『今、小学校で"マゾ"という言葉が流行っていて教育委員会で問題になっている。そんな中で結び方の練習をしてたので、ヤバイと思って怒った』
という事が発覚(しかも母から聞いた)。
・・・えぇ!?・・・その言葉流行らせたの、俺だよ!!
そもそも
『痛いのを喜ぶ人のことをマゾって言うんだよ』
って誰かに聞いたものの、当時相当オクテだった俺はそれがあのいやらしいSMと結びつくとはまったく気づかず、友達と小突き合って
『マゾ〜』
とか言って大流行させていたのです。事件の後、親に
『マゾってあのいやらしいSMの事よ』
と聞き、流行らせた事のいやらしさにかなーりショックを受けたウブな俺。
にしてもその職員。想像力たくましくない?ボーイスカウトとヒモ見てそっちに考えが行くのって・・・ひょっとしてマニアだったのか?