三男の手術で入院付き添いしていました。
手術は無事済んで、多分もうすぐ退院。ようやく心配なく毎日が過ごせそうです。
三年くらい前、妻がイライラしてて怖かったので、豆乳の女性ホルモン的な効果でやさしくなんねーかな、ってこっそり牛乳に混ぜて朝ごはんに出していたら、3人目を妊娠した。*1
うちはすでに2人帝王切開で産んでいる上、さらに不育症のケもある*2ので、妊娠がわかって以来、二つの病院をかけもち、厳重に経過観察をした。
そして3人目は男の子か〜、ってのがわかり、なんだかほっとしてた*3頃、不穏な告知。
「胎児の肺に腫瘍のようなものが見えます」と。
…なんだそれ?ガンとか奇形的な何か?
ちゃんと生まれるの?子供をあきらめるような事も考えないといけない事態?
さらに細かく検査した結果わかったのは、たぶん「肺分画症」という先天性疾患だとのこと。
・肺がなんらかの理由で2つに分かれてしまい、ムダな肺ができてしまう。
・最近細かく検査できるから胎児で気づいたが、大人になってから気づく人もいるくらいで、大まかには無害。
・ほぼ無害な人もいるが、場合によっては肺がうまく機能せず、生まれてすぐ呼吸しなかったりすることもある。
・ムダな肺がデカくなったり、風邪をひくと重篤化したり、肺炎になりやすかったり、できればとったほうが良い。
・早いうち、場合によっては生まれてすぐに手術したほうが良い。
「生後すぐ手術」という重たさにぐったりしたが、胎児なので詳細にCTやレントゲンが取れるわけでもない。
できることは「とにかく出来るだけデカく、手術に耐えられる赤ちゃんを産む」という事くらい。ハラハラした妊娠期間を過ごしたのでした。
つっても、当時8歳と3歳の上の子たちもいる中、妻は切迫で入院とかもしたので、正直心配してるヒマなどなかったのですが…笑
3人目ともなると「じゃあ俺は上の子見てるから頑張って産んできて」って見舞いもしない(できない)感じなのですが、ひょっとしたら手術があるかもという事で病院に待機。
で、いざという時はすぐ手術できるように、小児科外科麻酔科色々スタンバってもらった上での帝王切開。
生まれました。頑張った結果、3001グラムの、我が家では最大の男児。
で、細かく検査した結果、分画肺がほとんど見えない、とのこと。呼吸も上手にできているし、緊急で手術する必要はなさそう。当面3ヶ月に一度くらいずつ検査して様子を見ましょう、という結論に。
それからは、風邪を引かせないようにしてたくらいで割と普通の日々。
離乳食が味噌汁かけご飯だったり、3人目なりの雑さもあるものの、3人目の可愛さが爆発*4。本当にこの子手術しないといけないの?と思う日々。
で、検査するたびに
「あとちょっと」
「もう少し様子見しましょうか」
と言われ続けて一歳半…。ようやく手術をすることになったのでした。
分画肺が大きくなってきた
&
子供の体力がついてきた
&
今より大きくなってからの手術はつらい
から。
手術は、全身麻酔で内視鏡での手術で、5〜6時間かかる大規模なもの。場合によっては切開に切り替えもあり。
もう信じてお任せするしかないと思い、手術をすることとなったのでした。
手術してみると、たしかにもっと大きくなってからだと辛かっただろうな…という感じ。夜中痛くてすげー泣いてるし。
内視鏡手術は、傷跡も小さくて「こういうのって最近はこんな上手にできんだなすげーな」って感じです。
小児科病棟の周りの子は、移植とか透析とか重い子が多くてつらい。でもなんか割と明るい雰囲気。みんなよくなって欲しいです。
そして手術が済んで1週間…。
今のところすっかり元気に過ごしています!退院して家族5人、また狭い家で過ごすのが楽しみです。