老人とマンション総会

マンション総会に出てきたんだけど、なんだかモメてて恐いんです。
とある火災報知機的な設備があるんだけど、2年ほど前に老朽化によりそれを取り替えなくちゃいけなくなったのがそもそもの発端。その設備は、占有物と共有物のさかいめがあいまいな規約になっていて、
「この機会に、共有物ということに規約を変更して、修繕積立金の範囲でいっせいに変更しようか」
ということになったのだけど、古いマンションなこともありカスタマイズしてる人もいて、いっせいに変更すると、監視カメラがなくなっちゃったりと、ダウングレードになってしまう人がいるのね。
ただ、それでもいっせいに変更しないと、個別の部屋で火事がおこっても報告されない、っていう脆弱なシステムになってしまうので、いっせいに変更することが2年前の総会できまったのだけど・・・。
でも、どうしても納得できない一部の老人が、「多数決の横暴を許すな!」「交換に来ても断固拒否」と文書を配ったりと活動を続け、最終的に何戸か交換を拒否。
組合側も、この後のことを考え、「これ以降交換しなかったら修繕積立金では出さないよ〜自費だよ〜」って内容証明を出したり一応対応をしたらしいんだけど・・・。


初めて総会に出た時、反対派住民が「モメるのが好きなんだな・・・」みたいな感じの人だったので、そのモメっぷりにすでにぐったりしちゃって、経過はご近所さんに聞いていたもののしばらく総会に出てなかったんだけど、ひさびさに出たら状況が変わっていて。


■「反対派だったので、設備の交換を拒否したけど、今回の地震で実家のほうが被災したりしたので、マンションを引き払って引っ越すことを検討した」
→「マンションを売りに行こうと思ったけれど、不動産屋に『本来共用施設であるはずの設備がついていないので、このままでは売れないのでその設備をつけてください』と言われる」
→「管理組合につけてもらうことを打診したら『実費で12万です』と言われる」
→「出してくれたっていいじゃないですか!!そんなのあんまり冷たいじゃないですか!!!」

・・・おとななんだったら、自分の行動に責任もとうよー、って突っ込みたくなる言い草に参加者9割苦笑い。
さらに、
「わたしは80歳の老人なんですよ!」「親戚とかたくさん被災して香典とか大変なんですよ!」とか、同情を引くような言い訳がわんさと続いて、さらに、立場がわるいと見ると、「イヤだわ!みのさんに相談しなきゃ!」「朝日新聞に投書しようかしら!」とか大声でつぶやいてて、なんだかやっぱりものすごくぐったりしてしまいました。

ともかく。「老人だから」「お金がないから」「私はかわいそうだから」「あしが痛いから」・・・。なんでもいいけど、弱者をアピールしてむりやり話を通そうとする姿って、いやだなぁ、って思っちゃいました。
だいいち、老人をアピールされても、古いマンションだし住人の半分以上は老人だっつーの。