妊婦とアッパッパと股引

たまーに
「日本は妊婦に冷たい。電車に乗ったりしても席を譲ってくれるジェントルマンなんて皆無。ワタクシが昔いたヨーロッパでは云々・・・」みたいな話がありますが。
ふと今日、電車の中で女の子を見ていて思った。
妊婦って、わからないよね?
普通の女の子の間では、ここ数年、アッパッパにスパッツ(今風に言うとチェニックにレギンスって言うんでしょうか?)みたいな、妊婦のような服が大流行中。おまけに日本の女子の代表的な国民病は「便秘」ですから、自然と下っ腹も出てきます。
そして、女性の社会進出が進んだ都心では、妊婦といえど働いて当たり前。かといって、これ見よがしに妊婦服を着てオフィスに行くなんて恥ずかしい。むしろ、おなかの目立たないパンツスーツ姿やその他アイテムで、妊娠を感じさせないコーディネートでオシャレを楽しむ十月十日。
結果、「妊婦が妊娠してない」ように見え、「妊娠してない子が妊娠しているように見える」始末。
最近は「おなかに赤ちゃんがいます」的なバッチとかもあるみたいだけど、「それでもボクはやってない」な痴漢冤罪の時代、電車の中で女のハラをじろじろ見る、ってのもなかなか難しいですし。妊婦に席を譲れって言われても、わっかんねぇよなぁ、と思ったのでした。