ハジメテン

会社の子と話してて、「どうして新人って、あんなにキラキラしてるんでしょうかね・・・」という話題に。

「そりゃそうじゃない?だって新人って『この業界に入ったからには新しい伝説を作り上げるのだ!』とか思ってるもんじゃん?そりゃーキラキラするよ。
「でもね。実際に仕事を始めてみると、周囲における自分の実力もある程度把握できてくるし、わからなかったことがわかってきたり、色々な大人の事情もわかってきて、2年目くらいには『ウチの会社なんてそんなもんですよね』とか自嘲的に言うようになっちゃよね。こういうのを『スレる』っていうんだろうね。
「んで、フットワーク軽い人は、2,3年目あたりで『もっといい会社にいくぜ!』つって辞めていく、ってのもあるし。実際にそれで給料上がったり、楽しく働けるようになった人もいるだろうしね。
「でもねー。俺みたいにだらだら勤めてる人が言うのもなにだけど、4,5年目くらいからが一番楽しい時期な気もするよ。ある程度仕事を選べる状況を作れるし、責任的にも面白いことができてくるしね。
「特にここ最近DSとか携帯は置いといて、大きい会社では、PS3とか360とか言っててゲームの制作って1〜3年とかかかるでしょ?そんな中で、2,3年下っぱ作業だけやってて転職しちゃうのって、もったいない気がするよね」
と、いった会話。
なんにしても、新人のキラキラした具合は、1年くらい経ったころにはだいたいスレてきてしまうのが常。
新鮮さがなくなったときに、いつまでも新鮮でいられそうな別のナニカを探しにいくのももちろん手だし、探しに行かないでボーっとして様子を見るのもまたひとつの方法。
でも、仕事に限らず、恋人、夫婦、友達、趣味。なんにしても、新鮮さはだんだん色あせていくものだけれど、その先にある面白さを、どれも見つけることができたらいいよね。