そっくりさん

世の中には3人は似た人が居る、といいますが、また、新宿界隈に、俺のそっくりさんがいるらしい。
たまーに行く立ち飲みやさん。俺はどんな店でも、店員とダチ気取りで話したり常連化することってあんまりないんだけど、ある日お店に入ったら『あぁ!いらっしゃいませ!お待ちしておりました!』と元気のよい挨拶。こちらが、「あれ?この店、こんなに元気の良い挨拶してくれる店だっけ?どっちかというと、気取って低い声で挨拶してくる店だったはずだけど」とか思ってたら、『先日はどうもありがとうございました!明日もまたよろしくお願いします。今日は明日の下見ですか?』とか続く。・・・え、え?なんか誰かと勘違いしてる?
あまりにご機嫌で話しかけてくるのでちょっと困ったんですが、意を決して『すいません、話がよくわかんないんですけど、誰かと勘違いしてません?』と言ってみる。
『え?またまたぁ、そんな事ないでしょ?・・・あれ、本当に違います?・・・おっかしいなぁ・・・そっくりですよ?』
ちょっと疑ってる様子でしたが、どうやら別人だと気づいたようで、気まずそうな顔をしながらカウンターに戻っていきました。
俺はその店では友達と待ち合わせをしてたんですが、そんなわけで友達がくるまでちょっと気まずくて微妙な時間を過ごす羽目に。
そんなに似てる人がいるんだろうか。店員があんだけフレンドリーに話しかけてくるって事は、そのそっくりさん、店員とよっぽどフレンドリーな関係を作るのがうまい人らしい。微妙に気取った感じの店だし、気取った店の常連になって喜んでるようなたぐいの人なんだろうなぁ。あぁ、なんかどんなキャラだか想像ができる・・・。
ちなみに、懲りずにその後もその立ち飲み屋にはたびたび行ってるんですが、毎回行くたびに、(その人と間違えたかのように)元気よく挨拶されます。で、その後すぐ、違う人と気づいてテンションが下がる。気まずい・・・。