誤爆

ピピから帰ってきた時には気付かなかったんだけど、部屋のドアのポストをふと覗いてみたらメモに書いた手紙が一枚ほうり込まれていました。
ドアのポストは普段使って無く、覗く事も少ないので『そういえば旅行に出たのはバレンタインのすぐ後。ひょっとして、勇気を出して愛の告白の手紙!?』なんてウキウキドキドキしながら、手紙を読んでみました。
『心配になって見にきました。がんばって学校に行こう。ドロップアウトはダメだぞ!!---三船××』
・・・はぃ?・・・三船って。あんた誰?学校って?ドロップアウトって?
どうやらおそらく、ガソリン整備士専門学校(ガソリン整備士試験の受験票の裏紙に書いてあったので)で仲良くなった2人、しばらくちゃんと通っていたが、冬休みを境に来なくなった俺の部屋の住人、電話しても出ないので、様子を見がてら住所を調べて訪問、もちろん誰もいないのではげましの手紙を残し、友情をアピール。って感じでしょうか。いやぁ良い人だ。友情ってすばらしいですね。
でも、めいっぱい誤爆ですよ。ネタとしてはかなり面白いんだけど、このまま放っとくと『死んでるんじゃ無いか』とか心配して、大家呼んでカギを勝手に開けてもらっちゃって中を改めたり、ベランダ伝って中の様子を覗いたりしそうなので、ちょっとだけドキドキしています。
三船さーん、住所は確認して下さいねー。