ランダム

会社のお客様アンケートで、トランプゲームやボードゲームのように運が左右するゲームの感想には大抵『COMにばっかいい手が来すぎ!ずるしてんじゃねぇよ!』とか
『ゴールに近くなるとサイコロの目が悪くなる!ふざけんな!』なんて感想がきます。
実際に製作者の立場になってみると、たとえばスゴロクの難易度を上げるために、プレイヤーのサイコロの目をこっそり操作する、というのはむしろゲームバランスを壊す事になりがちで、さらに「ゴール前で勝ってる時」とか何通りもある様々なシチュエーションを想定してサイコロの目を操作するのは、労力的にも現実的ではなくって、普通にランダムでやってるんだけど。
なんなんだろうねぇ?実際、『負けたー!』とか『目が悪い!』とか印象的なものはより強く感じるからなのかな。
ゴキブリを1匹みたら部屋の物陰中ゴキブリだらけ、って印象に取り付かれちゃったり、朝の占いで『どうも俺の星座は最下位ばっかだな!』と思っちゃったりするのと同じ事なんだろうけど。

とはいえ、ランダムってのもなかなか難しいようで、たとえばipodでランダム再生にしているのに同じ感じにしかならなかったり
http://hotwired.goo.ne.jp/news/technology/story/20050928301.html

予測可能な方法で物事を処理するよう設計されているパソコンにとって、統計的にランダムである数字の連続を生成することは非常に難しいという。数字のリストをランダムに並べるよう繰り返し試みたところで、コンピューターはたびたび、はっきりとしたパターンを示す数字の列をはじき出す。

するみたいね。難しいもんです。