≒舟越桂

たまたまチケットをもらったのでイメージフォーラムでやってた映画『≒舟越桂』を見てきました。あの独特の首の長い彫刻を1作品作り上げるまでのドキュメンタリー。アート系のドキュメンタリーって長らく見てないんだけどなんか久しぶりで楽しかった!
画面のなかでみるみる出来上がって行く彫刻。作りつつその時々の心理や技法について解説を入れてくれる船越先生。たまに出てくる造形大学のキャンパスもなんか懐かしく。思ったり感じる事、抽象的な事や感覚的な事、現実とその対応、それら色々なボーっとしてると忘れがちな事らが色々心に浮かんで、久しぶりに新しい事にチャレンジしたくなるような気分になりました。
それにしても作品しか知らないのでもっとキリキリした人だと思ってたら、そこはかとなく漂う彫刻科っぽいワイルドさ。なんかモテそうなおっさんだなーって思いました。現代の日本で芸術家で成功してる人ってそれなりに夢想と現実が折り合いついてて魅力的って事なのか?ともかく色々見習いたいもんでした。