忘却

先日、仲良く家族づきあいをさせてもらっていた大叔母が亡くなったというのでまたお葬式に行ったりしていました。
昨年祖母が亡くなって、また今年もお葬式か・・・って気分になるのだけれども、そのおばちゃんももう94歳になるので、そんなに暗い感じでもないなごやかなムードのお葬式でした。
ジュニアも連れて行って大叔父にだっこしてもらって、「yosiroは子供できたんだ!」って喜んでくれたりもしたし。
それにしても。長生きはしたいし、若くして亡くなるよりは全然いいんだけど、長生きするのも大変だなぁ。
90歳を過ぎてからのお葬式は、列席者が少なくて寂しい。
人がいっぱい来るのがいい葬式ってわけでもないけどさ。同世代の友達はみんな死んでたり体が動かなかったりするし、仕事も定年すぎてずいぶんたってるだろうしね。
そして、痴呆も悲しい。今回亡くなった大叔母の夫である大叔父は、棺おけの前に立つまで、誰の葬式だかわかってなかったみたいで、
「あれ?これは誰?妻?死んじゃったの?」と、初めて知ったように悲しんでいて胸が痛くなった。
きっと、今日あたりにはもう、妻が死んじゃったって忘れてんだろうな。そのほうがいいのかな。それともそうでもないのかな。